もくじ
子供が熱性痙攣(けいれん)を起こしたら!
まずは、慌てず、落ち着いて応急処置を取りましょう。
- 痙攣が起きた時間を確認
- 平らなところに寝かせる(抱きかかえちゃダメ!)
- 首の周りなどを締め付けないように衣服を緩める
- 嘔吐した場合は、顔を左に向ける(吐いたものが気道につまらないように)
- 口や鼻の周りの嘔吐物を拭き取る
- 痙攣の様子を確認する(左右差、持続時間、目の様子、体温など)
→安全を確認できたらすぐに動画を撮ることをオススメします!
してはいけないこと
- 大声で名前を呼んだり、身体を揺すったりする
→刺激となって痙攣が長引く場合があります - 舌を噛まないようにと口の中に物を入れる
痙攣がおさまったら
ここを確認!
- 痙攣は5分以内でおさまったか
- 顔色(唇の色)→血色は良くなった(戻った)か
- 熱は38度以上か
- 視線は合うようになったか
- 意識ははっきりしているか
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どれかひとつでも不安があれば救急車を呼びましょう!!
救急車は呼ばなくていいけれど
- 熱が38度以下なのに痙攣を起こした
- 初めて熱性痙攣を起こした
- 痙攣前や痙攣時に嘔吐した
- 痙攣に左右差があった、もしくは足だけなど部分的だった
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どれかひとつでも当てはまった場合は
救急車は呼ばずにかかりつけ医などを受診しましょう。
上記に問題がなければ
熱性痙攣が初めてではなく何も問題がなければ、救急車を呼んだり病院に行ったりする必要はありませんので、ご自宅で様子をみてください。
ただし、24時間以内に再度痙攣を起こした場合は、救急車を呼びましょう!
子供が初めて熱性痙攣を起こした時、私は救急車を呼んでしまいました。
119の電話応対してくれた方も、救急隊員の方もとても親切で、搬送された大学病院の先生は、「また痙攣起こしたら救急車呼んでいいからね」って言ってくれましたよ。
いきなり熱性痙攣について書きましたが・・・
さて、いきなり何?って感じですよね。
実はつい先日、2歳になったばかりの娘が初めて熱性痙攣を起こしたんです。
噂には聞いていたけれど、我が子の熱性痙攣の姿はショックでしたね・・・。
もう、本当に生きた心地がしない数分間でした。
すでに書いてますが、救急車も呼んでしまいました。
備忘録も兼ねて、私の経験を・・・。
初めての高熱じゃなくても熱性痙攣は起きる
娘は熱性痙攣を起こした日の朝方から38度くらいの熱がありました。
それでも食欲はあるし元気だったのと、38度くらいの発熱なら時々していたので、小児科受診もせず、家で様子を見ていました。
午前中11時くらいから1時間ほどお昼寝をして(普段はこんな時間にしないのですが、体調が悪いと午前中もお昼寝します)、起きたら熱が上がっているようだったので計ると39度。
上がってきちゃったなー、どうしようかなーと思っていた矢先に痙攣を起こして倒れました。
これまで、39度くらいの高熱は2、3度出していて、つい1ヶ月前くらいにも40度の熱を出した娘。
娘は熱性痙攣は起こさないんだと思い込んで、私はすっかり油断していました。
高熱が初めてじゃなくても、熱性痙攣って起きるんですね・・・。
高熱が出るのは珍しくもなかったので、熱性痙攣のことなんて考えもしなかったんです。
0歳の時なんかは高熱が出ると、「熱性痙攣起こしたらどうしよう」なんて事前に調べたりしていたのに・・・。
以前に調べた、なんとなくの知識しかなくて慌ててしまったので、もっとちゃんと定期的に復習しておけば良かったと思いました。
熱性痙攣を起こした原因は?
熱性痙攣が起きる原因は今のところまだよくわかっていないようです。
我が子の場合。お昼寝から起きて、熱が上がってぐずぐずしていた娘をちょっとそのままにしてトイレに行ってしまった私。
「ママー、抱っこー」って声に「ちょっと待っててねー」って返事だけしていたら、急に泣き声が止んで、どんっと鈍い音が。
何事かと思って急いで娘の元に戻ると、痙攣を起こしていました。
この時、熱が上がってきていたところで泣かせてしまって、更に熱が上がるような状況にしてしまったことが痙攣を起こす要因になってしまったんじゃないかと、反省しています。
あと、娘は熱が出たときに保冷剤などを使って冷やすのをとにかく嫌がるんですよね。
この日も全然使わせてくれなくて。
これからは、高熱の際はなんとか説得して使いたいと思います。
ちなみに、搬送された大学病院の先生に聞いたのですが、解熱剤は熱性痙攣の予防にはならないそうです。
解熱剤は一時的に熱を下げるだけで、薬の効果が切れるとまた熱は上がってしまうので、熱が上がるときに起こすと言われている熱性痙攣には効果がないそうです。
私が救急車を呼んでしまった理由
なんとなくの知識で、熱性痙攣では救急車を呼ぶ必要はないということはわかっていたのですが、結局救急車を呼んでしまいました。
その理由は・・・
- 痙攣がおさまったところが判断できなかった
激しい痙攣がおさまった後も小さくピクピクしていたりして、まだ痙攣が続いているのか終わっているのかわからなかった。
小さくピクピクしていた時間も入れると15分くらい痙攣していたことになった。 - 痙攣後、眠ったのか意識を失ったのか判断できなかった
激しい痙攣がおさまった後、目を閉じて眠ってしまったのですが、それが大丈夫なのか危険なのかわからなかった。 - 意識が戻ってからの様子がおかしかった
泣き叫んでるだけで「ママ」とか言葉を言わないし目は合わないし・・・。 - タクシーを呼んでいる間や移動している間にまた痙攣が起きたら、と思うと怖かった
また痙攣が起きたら一人で対処できない!と思った。
こういう時もほんとワンオペ辛いです。
とにかく怖くて呼んでしまったっていうのが1番ですね。
まぁ、救急車が到着した頃にはだいぶ落ち着いていたんですけどね・・・。
余談ですが、熱性痙攣を起こして救急車を呼んだことを知人に話したら
「私の友達看護士だけど、自分の子供が熱性痙攣起こした時救急車呼んじゃったって言ってたから、大丈夫だよ〜!」
って言ってくれてホッとしました。
看護士さんでも、我が子の熱性痙攣の姿は動揺するものなんですね!!
ちなみに、熱性痙攣って小児科医でも実際に目にすることはほとんどないそうですよ!
動画は撮っておいて本当に正解だった
救急車でも病院でも細かいことを聞かれるのですが、こっちは動揺しまくってるし、痙攣時は娘を見ながらも検索したりしていたしで、「え?どうだっただろう?わからない!」ってことがいっぱいあったので、動画があって本当に助かりました。
救急隊員の方々にも病院の先生にも動画を見てもらって、私が覚えていない部分はそれでほとんど補われました。
そして、上記で救急車を呼んでしまった理由のほとんどが、「判断ができなかった」からだったわけですが、動画を見ながら、「ここで痙攣が終わった」とか「眠っちゃったね」とか判断ができなかったことの確認もできたし、お医者さんから見て問題ないんだなっていうのもわかってすごくホッとしました。
熱性痙攣って実際起きてるときを見てもらうのはかなり難しいですからね。
お子さんが熱性痙攣を起こしたら、とにかくすぐ動画を撮る!をオススメします。
娘のその後
大学病院から帰る際に先生から、24時間以内に再度痙攣を起こしたら迷わず救急車を呼ぶように言われていたので、帰宅後はほとんど一緒に過ごし、夜の就寝時も何かあったらすぐに出られるようにブラジャー付けたままでルームウェアで寝たりしました。
幸い何事もなく、翌朝には熱も37度代まで下がり、その後は熱が上がることもなく、前日の痙攣なんてなかったかのようで、更に翌日には本当にすっかり元気になってしまいました。
熱性痙攣と、病気(風邪)の重症度とは、また別の話なんですね・・・。
救急車で病院に!何を持って行けばいい?
2017.07.20追記
119に電話をして救急車をお願いした際に、電話応対してくれた方が
「お母さん、落ち着いてくださいね。救急車はもう向かっていますから、お子さんの保険証とあれば医療証を用意しておいてくださいね。」
と、とても優しく言ってくれました。
救急車を待ってる間、泣いている我が子を気にしながら、急いで支度をしました。
この時、我が子は、お昼寝から起きたところだったので、半袖の肌着に薄手のズボンを履いていただけでした。
持って行ったもの
- 保険証・乳児医療証
- リュック
- おくるみ
- タオル
- 上から羽織るもの
- 子供用の飲み物
- おむつの替え
- 財布(中身確認)・クレジットカード
上記の物をリュックに詰め込みました。
おくるみは汗だくの娘を拭くのにも、冷房の効いた病院内で包むのにも使えて便利でした。
飲み物は、冷蔵庫に入っていたペットボトルの麦茶を持って行ったのですが、具合が悪いせいもあって飲みづらかったみたいであまり飲めず、ストローの物の方がよかったです。
ちなみに病院内で見つけた自販機にはストローの飲み物ありませんでした・・・。
カバンは必ずリュックがいいと思います!
行きは救急隊員さんや病院の看護師さんが持ってくれたりするので子供を抱っこしていればいいだけですが、診察が終わった途端に二人きりで放り出されます。(笑)
裸足で肌着姿の(しかも具合悪いから抱っこから降りない)子供を抱えて、処方箋もらったりお会計したり、自販機探したりタクシー乗り場探したり。
リュックじゃなきゃ無理です。
そして、もちろん帰りは救急車で送ってくれたりしませんから、自力で帰らなければなりません。
肌着で裸足の子供抱えてたので、必然的にタクシーでした。
病院は乳児医療証があるので無料でしたが、帰りのタクシー代はもちろんかかります。
うちは今回割と近い大学病院だったので、そんなに高額じゃなかったけれど、遠い病院だった場合など結構な額になると思うので、出かける前にお財布の中身はチェックしておくといいかと。
まぁ、最近のタクシーはほとんどクレジットカードが使えると思うので、クレジットカードを忘れなければ大丈夫ですかね。
持って行けばよかったもの
- 肌着も含めて着替え一式
- 自分の着替え(Tシャツ)
- 余裕があれば子供の靴か靴下
ほんと母娘で汗だくになったので、娘は肌着を替えてあげたかったし、余裕があれば自分も着替えたかったです。
冬であれば、靴下は必須ですね。お子さんの上着も忘れないようにしてください。
ちなみに私は、慌てて玄関サンダルで出ようとしてしまって、救急隊員さんに落ち着いて準備してくださいって言われちゃいました。
熱性痙攣について書いてるサイトやブログにお願い!
子供が熱性痙攣を初めて起こした時、なんとなく知識はあってもうろ覚えで、あたふたしながら対処法をネットで検索・・・・!多分、そんな人、私だけじゃないと思うんです。
で、いざ検索したら、熱性痙攣について書かれているサイトは多いものの、順序立てて「まず熱性痙攣とは・・・」なんて説明から入るところばかりで、今知りたい「熱性痙攣を起こした時の対処法」がすぐに出てくるところがなかったんです。
実際子供が痙攣を起こしていたら、動揺してるし慌ててるし、「熱性痙攣とは・・・」とかもうそんなのどうでもいいから対処法を早く教えてよ!!!って余計に焦ってしまいました。
ぶっちゃけ熱性痙攣を検索する人なんて、今回の私と同じように「今!子供が!痙攣起こしてる!!どうしよう!!!!」ってパターンが1番多いと思うんです。
なので、熱性痙攣について書かれてるサイトさん!
まずは対処法を1番上に持ってきてほしいです!
他にも緊急を要するような怪我とか病気について書かれてる方は、是非とも、最初に対処法が見られるようにしていただきたい。
是非とも、よろしくお願い致します!
※医療従事者でもなんでもない素人が書いておりますので、間違っていることが書いてあることもあるかと思います。ご容赦ください。
熱性痙攣に関しては、お医者様などが書かれているサイトをご覧になってください。